確かに欲しいは欲しいのですが、A3版 厳選100画で定価12万円。
消費税を入れると福澤さん13枚出して百円玉が数個コロコロ戻ってくるという大冊!
流石にウーンと呻りました。
大体好きな歌麿は既に色の美しい複製版画で殆んど持っていますし、
特に好きな「物思恋ものおもうこい」などは家庭と社内に同じ摺りの版画を2枚持っている位です。
ただ昔、写楽の全版画集が出版された時、やはり値段でしばらく躊躇していたら無くなってしまった事があります。
子供達からも「そんなに迷うなら買っちゃえば」と一部助成金も出たので思い切って、いつも面倒な本を頼む女性店長の本屋さん発注しました。
そして「入荷しました」との連絡を受け、喜び勇んで絵を受け取りに行って・・・ビックリです。
外側のダンボール箱を開け、板紙の包装を開き、重たい本の爪鍵を外してページをめくりました。
流石に絵は素晴しい印刷で、箱根の岡田美術館に2回も足を運び拝み見た「深川の雪」の初コピー3枚折から始まり「品川の月」「吉原の花」と進みニンマリしたのですが・・・
真ん中から後半部分はギラギラした春画に覆い尽くされていたのです。
皆様ご存知の通り私はこうした淡白な性格ですから、浮世絵は死ぬほど好きですが、春画は苦手です。
頁を捲っていてみるみる興奮が冷め、腰が引けます。
あまりにどぎつい、というのが素直な感想です。
絵として楽しめるのは「歌満くら」までです。
そんな訳で娘達にも「見てご覧」と渡せないし、ただ私の書庫に一人ドン!と居座っています。
どなたかそれを承知の上で見たければお貸ししますよ。
物思恋
歌まくら
はじめまして。歌麿の版画を研究している者です。突然のコメントで大変失礼いたしました。貴殿が2017年に公開されたタイトル・歌麿の画集のブログの中で、歌麿の物思恋の版画画像が掲載されていますが、この版画は歌麿の画集の中にある1枚ですか。また、こちらは木版版画ですか、印刷品ですか。貴殿の公開された作品と同じ作品を研究していたところ、たまたま検索で見つけたのでご連絡致しました。この作品は初版と思われる作品と比較すると、落款・書体が違うので、オリジナルの蔦谷版の修正版か、後年に作られた復刻版なのか知りたいと調べています。お分かりになる範囲で結構なので、ご教示頂けましたら幸いです。
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